日本で人気の文字や記号からできた原型絵文字          

最近は電子メールなどが普及しており、非常に簡潔に相手に意志を伝えることが一般的となっています。従来の様に手紙なので相手に意志を伝える場合には、様々な枕詞や表現などを使用し、さらに形式にこだわると言うことも多かったのですが、電子メールの普及により簡潔にやりとりをすることが重要なポイントとなってからは、できるだけ文字数を少なくしその表現を行うことが一般的となりました。

しかし様々なシステムの制限により、文章の中に利用することができる文字が限られていたことから、これを組み合わせて感情を表現する顔文字が流行しています。アルファベットや記号などを組み合わせてその感情を表現するもので、イメージから感情が読み取れるものとなっているのが特徴です。

この顔文字は本来利用したい様々な表情のイラストが電子メール等では使用できないため、これに似せたものとしてアルファベットや記号などを組み合わせ作られた原型文字となっています。絵文字が様々なグラフィックスを利用して非常に複雑な形状であるのに対し、顔文字は端的にその要素を表現し、またテキストの組み合わせで描くことができることから様々な環境で利用することができるのがメリットです。

特にスマートフォン等では様々な絵文字を使用することができるケースも増えていますが、それでも相手側の機種によっては正確に表示をすることができない場合も少なくありません。表示ができない場合にはその状況が上手に伝わらないことも多いため、どの機種でも表示することができるテキストを組み合わせて表情を表現する顔文字が広く利用されているのです。