最近ではパソコンやスマートフォンなどで、複雑な表情のニコニコマークや特徴がよく表れた動物などの絵文字が使えるようになっています。こちらはUnicodeと呼ばれる文字コードによるところが大きいと言えるでしょう。まず文字コードですが、文字や記号をコンピュータ上でデータとして扱うことができるよう、一文字ずつ個別の識別番号を付与して区別できるようにしたものです。コンピュータはすべての情報を「0」と「1」で表現しますから、これをそのまま表示すると一般の人にはわかりづらくなってしまいます。それで、コンピュータでは対応表があり、アルファベットの大文字のAであれば1000001、小文字のzであれば1111010などと定められています。

文字コードにはいくつもの種類があり、よく知られているのがアルファベットや数字・記号などを収めたASCIIコードや日本語を含む様々な文字を収録したShift JISなどがありますが、国際的な業界標準の一つとしての文字コードがUnicodeです。Unicodeには世界の主な言語で使われるほとんどの文字が含まれていて、数字表記などで使われる通貨記号や約物と言われる句読点や疑問符、括弧やアクセント記号など、私たちの生活に非常になじみのある文字も収録されています。Unicodeのコード領域は当初16ビットとされていましたが、世界中のあらゆる言語の文字を含めようとすると収めようとするとおよそ足りないことがわかり、最長で21ビットと拡張された経緯があります。世界には非常に多くの文字があることがよくわかりますが、この拡張により古代文字や絵文字の収録も可能になりました。

Unicodeの絵文字は最近多彩になった、また絵文字が変更されたことに気が付かれる方は多いかもしれません。それはUnicodeのバージョンが上がっていることによります。バージョンが上がるにつれ、顔文字等の他に様々なポーズや食べ物、動物や国旗なども追加されていますし、その表現方法も豊かになっていることが理解できます。そのことにより、メールなどに記載した文字と共に文面にのせたい感情を表現することなどがより一層可能になっています。Unicodeの絵文字はパソコンやスマートフォン、SNSを含む様々なソフトウェアやアプリで使用できるので、このことによりコミュニケーションを円滑に行うために非常に役立っていると言えるでしょう。