新型コロナの影響で新しい絵文字が延期に?!
絵文字の国際規格管理団体のユニコードコンソーシアムは、毎年新たな作品をリリースしていることで有名です。たとえば、タピオカドリンクが流行した後にはタピオカ入りドリンクの絵文字のリリースが決定しました。流行やユーザーの意見を考慮しながら、毎年新たな作品を発表していたのです。そのため、世界中に新しい作品の追加を楽しみにしている人がいます。追加時期を知らない人でも、気づいたら新しいものが増えていたという経験をしたことがあるはずです。しかしながら、残念なことに2021年は新型コロナウイルスの影響で新絵文字のリリースが延期となります。本来であれば2021年の3月に発表する予定でしたが、半年遅れの2021年9月に発表する予定で調整していることが明らかとなっていることを知っておきましょう。ユニコードコンソーシアムも、新型コロナウイルスの影響で作業が山積みの状態となっており、今まで通りのスケジュールでリリースすることが難しくなっています。新絵文字のリリースを期待していた人は、なかなか新しいものが増えずに疑問に思っていたかもしれませんが、こういった背景から延期になっていることを理解しておきましょう。
ユニコードではもともとフェイスマスクや注射器などをあらわす絵文字がありましたが、今後は現在の状況を踏まえてマスクやワクチンに関連する新絵文字が発表される、既存の作品のデザインが変わる可能性が高いとされています。世界でのジェンダーや人種に対する意識の変化から、タキシードを着た女性やウエディングを着た男性、子育てを行う男性などの絵文字が追加されており、今後も世界の状況を考慮したものが配信されることが予測できるでしょう。
新絵文字がユニコードからリリースされることを待っている人は多いはずですが、2021年は延期になってしまったことを受け止めるようにしてください。新型コロナウイルスの影響で自粛生活を余儀なくされている状況だからこそ、メールで使うことができる絵文字の追加を期待してしまうはずですが、仕方がない事情があることを理解しておく必要があります。ただし、延期はされるものの今後もユニークな新絵文字のリリースは行われるので安心してください。いち早く使いたいと考えているのであれば、正式な発表が得られるように常にアンテナを張っておくことをおすすめします。延期は残念なことですが、新しいものが追加されることを楽しみに待てるようにしましょう。