スマホなどで友人とやり取りをする場合、絵文字を使用することが多いです。絵文字は日本だけの文化ではなく、もはや世界で使用されているものでもあり、Emojiとして表記されることもあります。このように世界で使われているすべての文字を共通の文字集合で利用するように考えられたのがUnicodeであり、macOSやJavaなどで利用されています。
本質的にコンピューターは数字しか扱うことができないので、その数字をうまく活用し、文字などに変換をしなくてはなりません。Unicodeはソフトウェア上で文字表現の意味があり、世界中の文字を収録する文字コード規格のことです。Unicodeが登場する前は国や言語ごとにばらばらな文字コードだったのですが、登場したことにより、国に関係なくやり取りを行えるようになり、1991年にバージョン1.0が制定されました。絵だけでなく文字もすべて番号が与えられており、その番号を入力することによって引き出すことが可能になります。
これらの絵文字にはすべてUnicode化されており、変換をすることで笑顔などを引き出すことが可能です。顔文字のコードはU+1F600から1F64Fまであり、U+1F600はオーソドックスな笑顔となります。名称はGRINNING FACEと言い、口を開けて笑っています。似たような笑顔にU+1F603がありますが、U+1F603の方が大きい目で細長く、フェイスブックに表示されるものには口がしっかりとあけられています。U+1F600の方が一般的なにこやかな笑顔であり、どの場面でも使用できるため使い勝手が良いですが、フェイスブックでの表示だと上下の歯を食いしばっているようにも見えるため、にこやかな顔とはあまり言えません。
UnicodeのEmojiの使い方は、Google日本語入力の場合、半角英数の直接入力以外の入力モードでコードを入力し、変換をすると変換候補の中に笑顔の絵文字が現れます。Microsoft IMEでも「かお」で変換をし、半角英数の直接入力以外の入力モードで、Uを抜かした1F600などと入力をし、F5を押すと変換候補の中に、にっこり笑った顔が出てきます。スマホなどでは標準としてすでに入力されており、絵文字をタップすることにより多くの顔が現れ、選択することが可能です。
すべてを覚えることは難しいですが、ある程度コードを知っておくと自分で様々な表情を引き出すことができ、インスタなどにも使用することができます。